前回「PT3を有償交換することになった件」で書いたとおり、PT3の有償交換品が手元に届きました。
アースソフトさんには発送の翌日には手元に届くという最速レベルの素早さでご対応いただきました。個人的な都合で土日を挟んで週明けに受け取ることになってしまったのが申し訳ないところですが・・・。
新PT3への交換ですべてのトラブルがなかったことに
結論から言うと、新しくやってきたPT3を挿すことで、ドロップ、スクランブル、受信レベルともに問題が解決しました。
受信レベルは35db前後、スクランブルの問題はなし、ドロップは今のところたまに「字幕」で2ぐらい発生している程度、という具合です。
今後しばらく様子を見てみる必要はあるかと思いますが、とりあえずは満足な結果になりました。
PT3が不具合を起こした原因を考えてみる
ネットを見ていると、PT3はかなり堅強なボードだという評価がよく目に入ってきて、PT3が不具合を起こしたような話をあまり目にしなかったのですが、今回は結果的にPT3がうまく機能しなくなったということになりました。
おそらく、PT3自体の持つ不具合ではなく、自分の環境が原因となって発生したダメージが蓄積していったのかなと思います。
せっかくなので、どんな環境で何が不具合を引き起こしてしまったと考えられるかを記録に残しておきます。
ちなみに、ドドドドド素人なので、検証に誤りがある恐れが十二分にあります。その点を割り引いていただければありがたいです。
PCの電源ユニットの不調
さて、今考えてみると「どうも電源ユニットがだめっぽいメインPC」でチラッと書いたとおり、どうも初期のドロップ多発はPC電源ユニットの不具合によるものだと考えられます。
不具合の起きたPC電源ユニットから定期的に電気ノイズが発生していて、それがPT3のドロップとして現出していたと考えられ、PT3に軽微なダメージをボディブローのように与え続けていたのではないでしょうか?(根拠はない!)
スリムPCでの熱地獄
その後、「PT3で視聴・録画中に頻繁にドロップが発生する件 その4 完結編 【解決済も原因不明】」でスリムPCに移植し、当初は何事もなく機能していたPT3ですが、時間がたちうまく機能しなくなるという経過をたどりました。
実は、知り合いからもらったこのスリムPC「HP dx7500 SFF」は、スリムケースなので当たり前ですが、放熱ファンが小型で高回転型(3500rpm)だったため異常にうるさいものでした。
当初は「PT3も使えることになったし、まあ仕方ないか」と考えていましたが、その内どうしても我慢できなくなり、CPUファンと電源ユニットのファンを回転数の低いもの(2500rpm)に交換していたのです。
換装前後で比較して、ソフトウェア上では数度の温度上昇だったので大丈夫かなと思っていたのですが、結果的にはこれがマズかったのかなと。
PT3の設置場所は通常より熱くなっている電源ユニットの近くですし、ケース中央付近から後方に流れる熱の通り道になっているところでもあったので、ある程度の高温に常時さらされていたのでしょう。
PT3にどの程度の熱耐性があるのかは分かりませんが、電子部品にとって良い環境であるとは決して言えないものだったことは間違いないかと。
結局は・・・
そのほかにも、PT3を抜き挿しするときに、電源を落とした後にときどき電源ケーブルを抜かずにそのまま作業したり、静電気対策をせずに作業したりというお間抜けなこともしているのですが、おそらくは「電気的ノイズ」と「熱」のダブルパンチによりダメージが蓄積されていった結果なのだと思います。
特に「熱」については、あらゆるパーツにとってよろしくない要素ですので、今後も気をつけていきたいところです。
【結論】トラブル時のPT3有償交換は選択肢としてアリ!
今回、いろいろと原因の切り分けのために作業をしてみて思ったこと。
それは、
「手元の資材(アンテナ線・パーツ)で検証できることをした後は、PT3の有償交換を選択肢として考えてみた方が良い」
ということでした。
今回、検証などにかかったお金と時間は以下のとおり。
手元にアンテナ線がなかったことから検証用に購入したので端子等も含めて3000円程度。付け替えて検証するのは30分程度。
スリムPCについては譲ってもらえたのでお金は0円ですが、そのセットアップと検証に1日程度。
スリムPCのファン交換に4000円程度と小一時間。
そして、それ以外に悶々と悩む日々。プライスレス(逆の意味で)。
それに対して、PT3の有償交換は8000円と箱代64円と発送の手間のみ。
もし、あなたが悩んでいるのであれば、思い切って交換することをお勧めします。いまならまだ基板の在庫があるようですから。
ということで、しばらく様子を見ながらですが、快適なDTV環境に戻り一安心したところで。
では、また。