電源つけっぱなしのデスクトップPC
現在、所有のPCはデスクトップとノート型が1台ずつ。
その内、PT3をつけているのは、当然デスクトップPCなわけですが、実は最初にPT3を装着して設定したときに休止からのタイマー起動がうまくいかず、それがトラウマになって起動しっぱなしで運用しているのです。
このデスクトップPC、起動しているだけでワットメーター読みで70Wぐらい消費してますので、昔で言う白熱電球を1個つけっぱなしな状態以上の電力消費が日々続いておるわけです。
一体どれだけ電気代がかかっているのか?
せっかくなので、この機会に電気代がどれだけかかっているのか計算してみました。
計算単価は新電力料金目安単価の27円/kWhを使いました。
70(W)÷1000(k)×24(時間)×365(日)で計算しました。
ずっと70Wだとして365日電源をつけっぱなしにしていると、年間16,556円かかっていることになります。
いやー、ある程度かかってるとは思いましたが、やっぱり高いですねぇ。
低消費電力のPT3専用小型PCを作りたいと考えはじめる
というわけで、電気代の節約もかねて低消費電力で済む小型のPT3専用PCをゲットしたいなぁと思った次第。
実は前々から欲しいなぁと思い、ちょこちょこと探してはいたのですが、既製品にはそのような特殊用途のPCはありませんでした。
コンパクトで低消費電力のモノはPCIeスロットがないものがほとんどで、PT3が付けられないので話になりませんでした。
結構長い期間、いろいろ探してみましたが、これだ!というモノが見つからない中、ないものは仕方が無いので、自分で作るか・・・という考えに至ったのも自然な流れかと。
自作PCにしようとするもそう簡単ではないことに逡巡する日々
とはいうものの、「自分で作ろう!」と決意したわけでもなく、「自作できたらいいなぁ」ぐらいのユルい感じで、なんとなーく情報を集めてはみていたのですが、予想以上に難しそうなことが判明しました。
足かせになったのは「小型」というところでした。
まあ、小型といっても人それぞれ想像するモノは違うでしょうが、ここでいう「小型」とは、フットプリントがA4サイズ以下、高さ130mm以下という感じです。そう、横置きなんです。
自分のPCデスク周りを見たときに、このサイズじゃないとひっそりと置けるところがなかったんですよ。
現在のデスクトップPCより小型という意味なら、以前PT3がトラブったときに知人からいただいたスリムPCがありました。(参照:PT3で視聴・録画中に頻繁にドロップが発生する件 その2【未解決】)
このスリムPC、PT3の機能テストのために設置できたのはできたのですが、従来のPCまわりに配置していた機能・機械を一部移動させて、一時的に設置しただけでした。
実際、PT3の機能テストをしているときも、「これでPT3のトラブルが解決したとしても、このサイズでは常設するのは厳しいなぁ」と感じていたのです。
PCケースのサイズさえ問わなければ、すぐにでも作れたのでしょうが、「小型」という要件は個人的には必須だったので、まぁ、悩みましたよ。
自作PCで使うPCケースを自作することにするも・・・
いろいろ探してみると、条件に当てはまるような市販PCケースもあるにはあったんですよ。
例えばSHUREのXH110Gとかなんですけどね。
でも、これ、販売終了とかなってるしねぇ。あっても規格が古いしねぇ。
どうしたもんだかねぇ。と思いながらケースを探していると、次に目にとまったのが、ブランクのアルミケースを作っている業者さんでした。
その名も、株式会社タカチ電機工業さん。
ミリ単位で縦横高さを指定して、アルミケースを製作してくれるサービスが同社にはあるのですよ。
いやー、興奮しましたねぇ。PCケースの自作ですよ!
値段も思うほど高くもないんですよね。自分の思い通りのサイズにできるにしては。
ただ・・・ただ、穴が空いてないんですよねぇ。
いや、もちろん穴開け加工もお願いできますよ。
でも、何を積むか決まって無い状態で穴開け加工まで頼むなんて、素人にはできませんよ。そもそもCADデータ作れないし。
かといって、自分で穴開けられるのか? というと、それも疑問が残るわけです。
昔、車につけるスイッチパネルを作るのに、アルミ板を加工した経験はあるのですが、今回はスイッチ2、3個付けるのとはワケが違いますからね。
どうにかこうにか出来そうな未来をイメージしてみたのですが、1週間ほど考えてやめました。どうやってもうまくいくイメージが出てこなかったんです。
発想の転換
さて、振り出しに戻ってPCケースどうすんのよ?という話になるわけですが、実はこのときある考えがもやもやと頭の中で形作られつつありました。
「あのスリムPC、切っちゃえばよくね?」と。
中身は古い。でも、ケースは使える。最悪背面パネルさえ使えれば構わない。多分使うことになろうITXのマザーボードはビス位置が同じで使い回せる。
「これ、意外とイイんじゃね?」
ということで、切っちゃうことにしました。
が、切ろうと決めただけで、どう切るか?何で切るか?なんて決めてませんでした。
さぁ、どうなるのでしょう?