久々にノートパソコンを購入したので、ついでにこれまでのノートパソコン遍歴を振り返っておこうかと思います。完全に自分だけのための記事なのですがね。
昔のことはすでに記憶が薄れているので、間違えていることもあるかもしれないけれど、今のうちにということで。
Macintosh PowerBook 190cs:初めてのノートPC
はじめて買ったノートパソコンはMacintosh PowerBook 190csでした。買ったのは1995年かなぁ。
マイナー好きな性格だったため、Windows(当時出たばかりのWindows95)ではなくMacintoshを選んでましたね。その数年前に初めて買ったパソコンもSHARPのX68000でしたし。
本当はPowerPCを搭載したPowerBook 5300cが欲しかったのですが、なにせお高いものでしたから、最後の68K系Macの190csで妥協しました。
この妥協するパターンは現在も続いているなぁw
ま、それでも、初めてのノートパソコンでしたから、それはそれはうれしかったですねぇ。
しかし、アップルに技術仕様が残っているのですが、今見ると、よくこれでやってたなぁって感じです。
高性能
* MC68LC040 66/33MHzマイクロプロセッサ搭載
* 256色が表示可能な10.4インチ(264 mm)対角、バックライト付きデュアルスキャン・パッシブマトリクス方式(FSTN)カラー液晶ディスプレイで視認性を向上
* 500MBの大容量ハードディスクドライブを内蔵
* シリアルポート、SCSIポートを内蔵
OSは漢字Talk7.5だったなー。懐かしすぎて涙が出てくる。
640×480ピクセルの256色ディスプレイとか、二桁MHzのCPUとか、数百円で買えるUSBメモリより少ない500MBのHDDとか、時代だなぁ。
8MBメモリを増設して16MBにしたっけ……(遠い目)
後年、これで卒論を書きました。
iBook (G3 Dual USB):2代目ノートパソコン
さて、時は進んで21世紀。
それまでに、デスクトップPCとしてPowerMac7600やジョブズ復帰の象徴とも言える初代iMacを買うなどしていましたが、ノートPCはPowerBook 190csを使い続けていました。
それまではあまり外でノートPCを使う機会はなかったのですが、仕事をし始めてからは「ここでノートPCがあればなぁ」と思う機会が増えてきました。
しかし、PowerBook 190csでは、とてもその要望を満たすことは出来ませんでした。
そこに現われたのがiBook (G3 Dual USB)。2001年のことです。
iBook自体は1999年に登場していたのですが、貝殻の形をしたカラフルなノートパソコンで、ポップすぎて仕事で使うにはちょっとねぇというものでした。
それが普通の四角い形になって、でもちょっと普通のノートPCとは違う白いトランスルーセントな感じで登場したので、速効で購入しました。
アップルの技術仕様が見つからなかったので、Wikipediaから。
CPUはPowerPC 750cxe 500MHz。190csと比べて周波数は三桁MHzと約15倍! PowerPCだし!
メモリーは増設して256MBにした気がします。16倍っすね。
HDDは10GB! ついにギガですよ、ギガ。
光学ドライブはCD-ROMドライブが内蔵。これも190csでは外付けでしたからねぇ。
ディスプレイは1024×768ピクセルと、190csから二回り大きくなりました。
このiBookは結構ガッツリ使ってましたねぇ。
結局、後に仕事の都合でWindows機を買い足すことになるのですが、プライベートでは、ほぼほぼこちらを使ってました。
2007年頃まで使ってたと思いますし、今もストックヤードで眠っています。特に使う予定はないのだけれども……。
NEC LaVie L LL550:3代目で初めてのWindowsノートパソコン
iBook、とても良かったのですが、やはりマイナーなMacintoshの悲哀。
残念ながらクリエイター系の職業ではなかったため、職場では圧倒的にWindows優勢、というか「Macintoshって何?」という状況で、Office系のデータを作ってもレイアウトが崩れて手間がかかることも多く、徐々にスムーズな業務遂行に支障を来すようになってきました。
1年半ほど使い続けてましたが、このままでは……、ということで2003年春頃に買ったのがこのNEC LaVie L LL550。
Macを買うときは、散々いろいろな情報を調べて、吟味に吟味を重ねて妥協点を見出して買っていたのですが、Windowsなんて当時まったく分かりませんでしたから、PC屋に行って、なんとなくで買った機種です。NECってところがそれっぽいですよね。パソコンと言えばNECという世代でしたから。
スペックは LL500/5D 商品仕様にあります。
Windows XPですよ! Athron XPですよ!
いや、よく分かんなかったんですけどね。Athronが何かも分かってませんでした。DOS/V系、買ったことなかったですし、興味も無かったですから。
この後、転職するのですが、その時期も含めて3キロある当機をいろんなところに持ち歩いてました。
今では考えられないですけどねぇ。
知り合いにドナドナされて、今は手元に残っていませんが、Windowsのイロハを学ばせてもらった思い出深い機種です。
DELL XPS M1210:ようやく退役する4代目ノートPC
3kgのNEC LaVie L LL550を使い続けて3年あまり。
さすがに持ち歩くのもしんどくなってきましたし、Windowsで出来ることが増えてきて、LaVieでは能力的にもしんどくなってきた頃です。USB2.0も使いたい!と思ってましたし。
もう少し軽くてコンパクトなノートPCがほしいなぁ……と、いろいろ探してたんですよ。
でも、軽くてコンパクトでそこそこの性能のPCって、今もそうですが、やっぱりお高いんですよね。
そんな中、BTOができて構成によってはお安くできて、ある程度コンパクトである程度軽量なノートPCが、DELL XPS M1210でした。
「古いノートPC(DELL XPS M1210)のHDDをSSDに交換しようかともくろむ」に書いたとおりです。
グラフィックボードも選べるノートPCでしたが、ビジネス用途だったのでオンボードグラフィックを選び、CPUもCore2DuoじゃなくてCore Duoにして(懐かしいなぁ)、そこそこの安定性と機能を目指してBTOした記憶があります。値段は確か13万ちょっとだった気がします。
LaVieよりも1kg軽い2kg程度の重量で、いろんなところに持ち歩いては使っていました。
使った期間はMacintosh PowerBook 190csと同じぐらいですが、ガッツリ使ったのはXPS M1210ですね。
今回レッツノートCF-RZ8を購入したことで、ようやく現役引退となりそうです。
本当にお世話になりました。
Panasonic Let’s note CF-SX1:海外出張にも付き合ってもらった5代目モバイルPC
業務内容が変わり、仕事でもプライベートでもデスクトップPCをメインに使うようになってきて、相対的にノートPCで作業することが減ってきていました。
が、やはり出張の時には出先でも作業したいですから、ノートPCがいらなくなったわけではありません。
持ち運ぶ機会が減ったために、それまで以上にDELL XPS M1210の2kgという重さがこたえるようになってきていました。
職場では持出し用のLet’s noteがあったのですが、自分用にアレンジできるわけではないので、かゆいところに手が届かなかったんですよねぇ。
その職場で使ってるレッツノートが古くなってきたので、その後継機種を探しているときでした。
このCF-SX1と出会ったのは。
次世代のCF-SX2が出て、SX1が併売されていた時期でしたが、スペック的にはSX1でまったく問題なかった私には、一桁万円台後半で購入できる、この出物は逃すべからざるものでした。
CPUはCore i5-2540M。メモリは8GB。ストレージはHDDでしたが、すぐにSSDに替えました。
スペック的には標準的なビジネスモバイルという感じでしたが、十分でした。
DELL XPS M1210からさらに1kg程度軽くなり、1kgという軽さになったことで、機会は減っていたものの、気軽に持ち運ぶ回数は増えました。
海外出張にも何度か付き合ってもらいました。
前エントリの「格安?のレッツノート CF-RZ8を発見した! そして……」でも書いたように、Windows10にアップグレードするに当たり、常用するには不満点があるため、CF-RZ8にメインの座を譲ることになりましたが、現時点でも特に問題なく作業できる機種です。
そういう意味ではもったいないのですが、サブPCとして余生を過ごしてもらいたいと思っています。
それぞれ名機種だったなー、と。
ここまで振り返ってみて、どの機種も特にこれといって尖ったところのない機種ばかりです。
そもそも無い袖は振れないので、機種選定には常に妥協がつきまとってくることから、選んでいる機種が標準的なスペックになっているのは仕方がないところでしょう。
でも、どの機種も、自分にとっては名機種だったなー、と思います。
その時その時のニーズをしっかりと満たしてくれていました。
今は手元にない機械もありますが、本当にありがとうと伝えたいですね。
さあ。今からはRZ8と頑張っていきます。
数年後に振り返るときが来るまでは。